オットンガエル

オットンガエルは、奄美大島・加計呂麻島に生息する固有種で、鹿児島県の天然記念物、環境省の絶滅危惧種に指定されている。山地森林にすむ大型のカエルで、一見ヒキガエルに似ており体長14cmを超すものもいる。背面の皮膚は茶褐色や黒褐色のイボが交じる。ほとんどのカエルでは、前足の指は4本であるがこのカエルは5本ある。前足の第一指は鋭い棘になっており捕獲時に刺されて大けがをすることがある。特にこの棘は雄に発達。鳴き声は人の呼ぶ声にも似る。繁殖期は5月頃から夏にかけて最盛期を迎える。昆虫、カタツムリ、サワガニなどを食べる。

データ

学名:
Babina subaspera
目名:
無尾目(むびもく)
科名:
アカガエル科
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